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1218588 - Crystal Reports で動的パラメータリストの値の数を増やす方法

Symptom

当ノートでは、動的パラメータリストで使用できる値の最大数を変更する方法について説明します。

Environment

  • Crystal Reports XI
  • Crystal Reports XI Release 2 (R2)
  • Crystal Reports 2008
  • Crystal Reports 2011
  • SAP Crystal Reports, version for Visual Studio 2010

Reproducing the Issue

カスケード値の一覧 (LOV)(例: 国 -> 地域 -> 市町村) がある場合に、最下位 (この例では市町村) で表示される値が最大 1000 に限られています。つまり、上位のプロンプトで表示される値の数が、想定する数よりもかなり少なくなる可能性があります。LOV には、動的パラメータリストのデータが表示されます。

Cause

パフォーマンス上の理由から、Crystal Reports XI では、LOV に返される値の最大数は 1000 に設定されています。

Resolution

動的パラメータリストで使用できる値の最大数を変更するには、レジストリキーを追加する必要があります。

注意
この解決方法では、レジストリを編集します。レジストリエディタを適切に使用しないと、Microsoft Windows OS をインストールし直さなければならないような、重大な問題が発生する可能性があります。レジストリエディタはお客様の責任でご使用ください。レジストリキーの編集方法に関する情報については、レジストリエディタ (Regedit.exe) のオンラインヘルプトピック "キーおよび値の変更" を参照してください。
レジストリファイル (Win9x コンピュータ上にある System.dat および User.dat) のバックアップコピーを作成してから、レジストリを編集することを強くお奨めします。

 

Crystal Reports XI
  1. レジストリキー HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Business Objects\Suite 11.0\Crystal Reports\DatabaseOptions\LOV を作成します。
  2. 文字列値 "MaxRowsetRecords" を追加して、レポートに必要な最大数をこの値に設定します。たとえば、値を 2000 に設定すると、カスケードパラメータの最下位には値が 2000 件まで返されます。注記:BusinessObjects Enterprise XI または Crystal Reports Server XI では、値を 0 (無制限) に設定することはできないため、別の値を指定する必要があります。
  3. レジストリを変更したら、影響を受けるサービスまたはアプリケーションを必要に応じて再起動します。

注記
値の数が多いほど、ダイアログボックス値の入力による値の移入には時間がかかります。

  Crystal Reports XI R2

  1. レジストリキー HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Business Objects\Suite 11.5\Crystal Reports\DatabaseOptions\LOV を作成します。
  2. 文字列値 "MaxRowsetRecords" を追加して、レポートに必要な最大数をこの値に設定します。たとえば、値を 2000 に設定すると、カスケードパラメータの最下位には値が 2000 件まで返されます。
  3. レジストリを変更したら、影響を受けるサービスまたはアプリケーションを必要に応じて再起動します。

注記
BusinessObjects Enterprise XI または Crystal Reports Server XI では、値を 0 (無制限) に設定することはできないため、別の値を指定する必要があります。
 
 
Crystal Reports 2008
  1. レジストリキー HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Business Objects\Suite 12.0\Crystal Reports\DatabaseOptions\LOV を作成します。
  2. 文字列値 "MaxRowsetRecords" を追加して、レポートに必要な最大数をこの値に設定します。たとえば、値を 2000 に設定すると、カスケードパラメータの最下位には値が 2000 件まで返されます。
  3. レジストリを変更したら、影響を受けるサービスまたはアプリケーションを必要に応じて再起動します。

注記
64 ビットターミナルの場合は、ノート 1270986 を参照してください。

Crystal Reports 2011

  1. レジストリキー HKEY_HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\SAP BusinessObjects\Suite XI 4.0\Crystal Reports\DatabaseOptions\LOV を作成します。
  2. 文字列値 "MaxRowsetRecords" を追加して、レポートに必要な最大数をこの値に設定します。たとえば、値を 2000 に設定すると、カスケードパラメータの最下位には値が 2000 件まで返されます。
  3. レジストリを変更したら、影響を受けるサービスまたはアプリケーションを必要に応じて再起動します。

注記: 64 ビットのオペレーティングシステムのレジストリキーは、以下のとおりです。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\SAP BusinessObjects\Suite XI 4.0\Crystal Reports\DatabaseOptions\LOV

SAP Crystal Reports, version for Visual Studio 2010

  1. レジストリキー HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\SAP BusinessObjects\Crystal Reports for .NET Framework 4.0\Crystal Reports\DatabaseOptions\LOV を作成します。
  2. 文字列値 "MaxRowsetRecords" を追加して、レポートに必要な最大数をこの値に設定します。たとえば、値を 2000 に設定すると、カスケードパラメータの最下位には値が 2000 件まで返されます。
  3. レジストリを変更したら、影響を受けるサービスまたはアプリケーションを必要に応じて再起動します。

See Also

ユニバースをベースとするレポートにこのドキュメントを適用することはできません。ユニバースベースのレポートの場合には、返される LOV をこれらのレジストリキーで変更することはできません。ノート 1195974 を参照してください。

UNIX の動的パラメータリストで使用できる値の最大数を変更するには、ノート 1219715 を参照してください。

Keywords

PARAMETER, LIST OF VALUES, LOV, PICK LIST, PICKLIST, NUMBER OF VALUES, CASCADING, Crystal Reports, Dynamic and cascading prompts, Parameter, pick list limitation, limit, max, MaxRecordsReturned, MaxRowset, パラメータ, 値の一覧, ピックリスト, 値の数, カスケード, ダイナミックカスケードプロンプト, 制限, 最大 , KBA , BI-RA-CR , Crystal Reports designer or Business View Manager , BI-BIP-ADM , BI Servers, security, Crystal Reports in Launchpad , How To

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